この1年も当法人にとって様々な出来事がありました。中でも来年度から大きく変わる「技能実習法」の骨子が有識者会議で示され来年の通常国会を経て施行される事です。

以前から言われて来ました「制度と実態の乖離」が解消される事を期待しています。しかしここに来てまだ「育成就労」と言う「育成」の言葉が入っている様では期待値は低いと思われます。

なぜ素直に「労働力が足りないから来てください」と言えないのか？日本の政治家や官僚の【実態とかけ離れた思考】には驚かされます。ある大企業のトップが「日本はもはや先進国ではない」と言ってますが当たらずも遠からずと思います。外国の人達から選ばれる日本の就労をあり方を本気で考える時に来ていると思います。

さて、当法人も実習実施者からのリクエストに応え、従来のカンボジアからの実習生に加え来年度初めてスリランカからの受け入れを開始します。中国からの実習生に始まり、ミャンマー、カンボジア、そしてスリランカと4カ国目の受入となります。

私共が最も重要視しているのは「実習生の保護と人権」です。彼らの日本に来た目的を理解し、共にその目的達成のために進んで行きたいと思います。

また当法人は監理団体であると同時に登録支援機関でもあります。技能実習が3年間で終わりその後は「特定技能」へ移行する時の支援や受入体制も出来ており、幅広いリクエストに応えて行く2024年にしたいと思います。ホームページも閲覧して頂く皆様の数が半年で4000件を超えるなど関心をお持ち頂き重ねて御礼を申し上げます。

この1年の皆様よりのご支援に感謝申し上げますと共に来年も宜しくお願い申し上げます。　　　　敬具